日本法育学会は、模擬裁判員裁判を中心としたアクティブ・ラーニング、社会を知る学習としての裁判傍聴、施設参観、知識を深めるための学習会、講演会などの教育活動を行っています。
理事長からのお知らせtopics
木谷先生を偲んで
木谷先生は、冤罪問題の根底には、国民の意識と教育の課題があるとお考えでした。行動には何らかの理由があるので、どんな立場に立っても、他者の話をよく聞いて、理解しようとする態度がとても大切であると、いつも話していらっしゃいました。
「法育」という言葉を作り、論理的主体性の重要性についてご理解いただきたいという思いから、2016年「日本法育学会」として活動を始めました。第1回の研究大会の特別講演では、木谷先生は「冤罪と教育」という演題でご講演下さいました。
先生にお願いに伺った時のことは、今でも忘れられません。冤罪を教育の視点からお話いただけませんか、とお願いしたところ、その意図を直ちに理解され、ご快諾されたのです。
その後、刑法学会でお会いするたびにお声かけいただき、並んで歩いた駅までの帰り道、たくさんのことを学ばせていただきました。
木谷先生のお考えと私どもの会の目的に共通点があることは、冊子(日本法育研究第1号)をご覧いただければ、ご理解いただけると思います。
この小さな学会に、先生が温かいまなざしを向けて下さったことに心から感謝し、これからも研究と教育活動を続けて参りますことをお約束して、お礼とお悔やみの言葉といたします。
日本法育学会理事長
平野 節子
日本法育学会のめざすもの

上記画像をクリックすると、理事長の音声つき「日本法育学会のめざすもの」のパワーポイントが開きます。
(2024年11月9日(土)収録)
これまでの理事長からのお知らせ
活動報告report
日本法育学会からのお知らせtopics
第111回研究会 社会を知る学習会 東京税関「情報ひろば」見学会
集合日時:令和7年(2025年)10月24日(金) 9時30分
集合場所:ゆりかもめ テレコムセンター駅 改札前
なお、時間がありましたら、周辺施設の見学もしたいと思います。
学生等、会員でなくても参加可能です。
皆さまのご参加お待ちしております。
年会費のお願い
まだ年会費をお支払いいただいていない会員の皆様は、年会費をお支払いください。
年会費の振込方法等、詳細は、入会・継続のご案内をご覧ください。
新着情報news
- 2025年10月13日
- 社会を知る学習会(東京税関見学会)の予定(2025年10月24日(金))を追加しました。
- 2025年10月4日
- 活動報告を更新しました。
- 2025年9月23日
- 理事長からのお知らせを更新しました。
- 2024年9月11日
- 社会を知る学習会(東京拘置所矯正展見学会)の予定(2025年9月27日(土))を追加しました。
- 2025年9月9日
- 活動報告を更新しました。
- 2025年8月18日
- ・学会紹介のページを更新しました。
・理事長からのお知らせを更新しました。
- 2025年8月12日
- 社会を知る学習会(裁判傍聴)の予定(2025年9月3日(水))を追加しました。
- 2025年7月12日
- 社会を知る学習会(裁判傍聴)の予定(2025年7月30日(水))を追加しました。
- 2025年7月6日
- 活動報告を更新しました。
- 2025年6月2日
- 船山泰範弁護士の講演会の予定(6月28日(土))を追加しました。
- 2025年5月1日
- 活動報告を更新しました。
- 2025年4月12日
- ・新年度になりました。会員の皆様は、年会費をお支払いください。年会費の振込方法等、詳細は、入会・継続のご案内をご覧ください。
・社会を知る学習会(ポリスミュージアム見学会)の予定(2025年5月2日(金))を追加しました。
過去のお知らせ
令和7年(2025年)9月27日(土)、第12回東京拘置所矯正展が行われましたが、日本法育学会は、東京拘置所矯正展見学会を行いました。
東京拘置所矯正展は、単なる刑務所作業品展示即売会ではなく、東京拘置所のある葛飾区や隣接する足立区といった地域の行事です。そのため、地元自治体や団体、町会などによる展示・販売が活発に行われていました。見学会参加者が到着したころ、ちょうど、メインステージでは、地元中学校生徒たちによる演奏会が行われていました。
また、教誨師のブースで、そもそも教誨とは何かを、教誨師の皆さまから紹介していただき、教誨師という仕事があることを知らない学生たちの勉強になりました。
見学会参加者の中には、宮城刑務所見学会参加者もいましたが、その際、刑務所の役割として、災害時に避難所として開放する等、災害時の被災地での協力があることを教えていただいていました。東京拘置所矯正展では、特別機動警備隊の展示があり、能登地震などでの活動のパネル展示のほか、担架やチェーンソーなど災害時に使われる機器が展示されていて、興味深く展示を見ていた学生もいて、「宮城刑務所で聞いてはいたけど、実際に機器を見てみて、よくわかった」と話していました。
なお、今回の見学会には、船山弁護士にもご参加いただき、東京拘置所の歴史や、重要文化財に指定された旧小菅刑務所庁舎のこと等を解説していただきました。
ひととおり見学を終えたころ、昼食時間となりました。見学会参加者は、長い列に並び、プリズンカレーを食しました。食事をしている近くで、この大人気のプリズンカレーについて、テレビの取材が行われていました。
日本法育学会は、今後もこうした見学会などを通じて、社会を知る活動をしてまいります。
これまでの活動報告